神戸大学筆記試験


日程

筆記試験 1999年8月17日(火)
「生命科学」 10:00-12:00
「英語」 13:00-15:00
会場 神戸大学医学部医学科外来診療棟臨床研究棟5階(B講義室)

筆記試験合格者発表 1999年8月24日(火)10:00
受験者 50名
合格者 20名


「生命科学」

大問は3つ。大問1は知識を問う問題で、大問2、3は思考力を要求する問題。

大問1
単純に知識を問う問題で、4択が25問。結構基本的な問題だったように思う。
高校生物の範囲からの出題もかなり目についた。

大問2
ノックアウトマウスの作製についてで、遺伝子型と表現型の対応や、確率の問題など。
語句説明で、「アポトーシス」が問われた。

大問3
ヘモグロビンと酸素解離曲線の問題。
グラフがいくつか与えられてそれを解釈しながら考察する、みたいな問題。
「アロステリック効果」という語句を答えさせる問題もあった。


「英語」

やはり大問は3つ。かなり量があり、時間が足りない人もいたようだ。
下線部訳か、内容説明、あるいはそれに類する問題が殆どだった。
文法問題とかはなし。

大問1
ニューロンと神経節の発生の話。
ある程度生物学の知識がないと解けないかもしれない。

大問2
基礎医学研究と臨床との関係は、みたいな話。

大問3
生命の始まりとは、という問いについての様々な意見についての話。


傾向と対策

生命科学
幅広い基礎的な知識を必要とする。特に高校生物の範囲からの出題が目立つので注意を要する。
ただ、大問2、3などは知識があれば解けるという問題ではなく、思考力そのものを試す問題であり、単なる付け焼き刃の知識は役立たないと考えられる。
対策としては高校生物の問題集、特に計算・遺伝・論述の問題の充実した物についてやってみるのが効果的だと思う。

英語
対策のしようがないが、日頃から英語論文を読み慣れておくことが必要だと思う。
生物学・医学の専門用語などは覚えられるだけ覚えておいた方が良い。
とにかく量が多いので最初から最後まで文を読んでから答えようとすると時間が足りなくなる。
私の場合、まずざっと文を眺めて大意を把握し、それから設問を見て、回答するにあたり必要な部分のみ精読する、という方法で解いた。これでもぎりぎりであった。
また、扱われる内容が医学および医学研究の意義を問うものであることが多いので、他大学の面接・小論文対策も兼ねて医学・医療関係の書籍などを読んで問題意識や自分の意見を持っておくと読みやすいと思う。


感想

東京から神戸までは「青春18きっぷ」で行き、三宮のカプセルホテルに宿泊した。
鈍行電車の中ではただひたすらに勉強していて、9時間はそんなに長くは感じなかった。
(実家の博多まで21時間かかるのに比べたらあっという間である。)
私はスーツを着て行ったが、他に着ていた人は3人ぐらいしかいなかった。
試験場ははりつめた空気が支配しており、受験者同士での会話はほとんどなかったようだ。

合格発表はちょうど阪大の試験の一日目の日であり、わざわざ大阪から神戸まで新快速に乗って発表を見に行った。
自分の番号を見付けたときは思わず声が出たが、当初の予定の10名に比べ2倍の20名が合格していて、次の口述試験の倍率の高さを考えて意気消沈した。


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