合格者アンケート


1 生年 1970年

2 性別 女

3 コース B 受験番号 1020番

4 受験回数 1回  併願校 なし

5 略歴
  公立高校卒業
  京都大学農学部卒業
  同理学研究科博士課程修了
  博士研究員(1年)
  公務員(研究職)(2年)

6 一次試験の自己予想正答率
  英語 90%  論文 80%  数学 選択せず  物理 選択せず
  化学 20%  生物 80%  総合 65%

7 面接の所要時間 10分

8 面接で聞かれた内容
  なぜここを受験したか。
  臨床と研究どちらをするつもりかなど。
  面接官の「臨床と研究両方なんてできっこないよ。」という捨てぜりふが、記憶に残っている。

9 学士入学試験で問題になったこと。
  勤め人なので、とにかく時間がなかった。無理をして体を壊し、病院で精密検査をする羽目にもなった。だめだったら翌年もう一度受験するつもりで、それでもだめなら海外逃亡でもしようと考えていた。受験にあわせて夏休みをとり、二次試験の時はしかたがないのでうそを言って休みをとった。やや良心が痛んだ。辞めると決めた後は、仕事を春までに片づけるのが大変だった。

10 各科目の学習法

   英語:ひたすら論文を読んだ。特にNature やScience の初めの方に出ている紹介的な記事が、話も分かりやすいし文章も少し凝っていてよかった。試験を受けなくなってから久しいので、試験慣れするのと実益を兼ねて、TOEFLを何度か受けた。入試よりもTOEFLの方が難しい。

   論文:事実上英語と同じ。しかし去年のような出題では、どのような勉強をすればいいのか全く分からない。あんな読みにくい文章は読んだことがない。ほとんどテレパシーで読んでいたような気がする。

   化学:量子化学は全く勉強したことが無く、今年は完全に放棄した。当然ながら全く回答できなかった。無機化学と有機化学は、教養の時の教科書を読み直した(メイアン「大学の化学」 朝倉書店)。サイエンス社の「演習有機化学」には大変お世話になった。しかし実際には、有機無機とも全ての勉強があまり意味がなかった。カニの甲羅のキチンの抽出法が書いてある教科書なんかあるのだろうか。あまりの出来の悪さに、試験終了後旭屋書店に直行し、量子化学と無機化学の教科書を買って帰った。今でも手元にある。

   生物:「細胞の分子生物学」をひたすら読んだ。最新の内容は英語で論文を読んで埋め合わせた。その他、免疫や脳、ウイルスの読み物的なものを拾い読みした。「医学&サイエンスシリーズ(羊土社)」や「実験医学バイオサイエンス(羊土社)」のシリーズがお手軽で読みやすい。ただし、受験にはあまり役に立たず、今試験を受けるのに役立っている。

  受験生に送るメッセージ
   公務員は大学などを受験する場合、上の許可を得てからにしないと重大な服務規程で、最悪の場合現在の職も合格も両方ともぽしゃるそうなので、公務員の方は注意されたい。といってわざわざ受験を周囲に触れ回るわけにもいかないと思うが。本人はそのような決まりがあることすら知らず、辞める段になって少々問題になり、「一身上の都合による辞職」で片がついた。
   Bコースでは、やはり研究者を目指す人間を求めているような印象を受けた。面接で臨床をあまり強調すると、逆効果かもしれない。

11 研究発表内容
   何度も練習し、生まれて初めて原稿を丸暗記した。自分の研究分野の最新の情報を、昼休みに図書館に行って仕入れてきたら、ちょうど質問されて助かった。
   Bコースでは研究発表≒面接であり、志望動機などをもっとつっこんで聞かれた。「今の仕事に不満がなかったら、医学を志したりはしませんでしたか?」「Bコースは大学院まで行くことになっていますが、どうしますか?」などの質問には、うそをついてもすぐばれると思ったので、思いっきり正直に答えた。これで落とされるのなら仕方ないと思ったが、かえってこれが良かったのかもしれない。というより、すぐばれるような建前は言わない方がいいということだろうか。


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