合格者アンケート


<生まれた年>

1969年

<性別>



<進路>

2001年度Aコース編入

<受験回数>

1回

<併願校>

なし

医科歯科の学士入学への出願は考え、TOEFLの受験まではしましたが、誰に推薦書を書いてもらうかで悩み、結局出願できませんでした。阪大に落ちたらセンター試験を受験した上で名大を受験しようと思っていました。(学士の場合1年生から3年生に飛び級できる制度があると聞いて いたので。この件に関しては自分できちんと確認したわけではないので、興味のある方は必ず自分で確認してください。)

<経歴>

1988年4月 某国立大学入学
1992年3月 某大学理学部化学科卒業
1992年4月 某大学理学系大学院化学専攻入学
1993年3月 同中退
1993年4月 某大学理学系大学院物理学専攻入学
1998年3月 同修了 理学博士号(物理学)取得
1998年4月 某社入社
2001年2月 同退社
2001年4月 大阪大学医学部3年次編入

<一次試験自己予想正答率>

英語 80% 論文 80% 生物 40% 物理 100% 化学 60% 数学 75%

<面接の所要時間>

10分(A選抜の場合はかなりきっちりと時間が守られているようでした)

<面接で聞かれた内容>

- 志望動機
- 税金を使って博士号を取得するまで勉強したのならその道で社会に貢献すべきではないか?
- 家で家族とどんな話をするか
- (上記に一人暮らしだと答えたら)それでは友達とはどんな話をするか
- 小論文の内容について(面接官の先生方は全員午前中の小論文試験のコピーを持っていたようでした)

<学士入学試験で問題となったこと>

入学後生計をどのように立てるかはかなり大問題でした。受験の時点ではわからなかったのですが、今年から学士入学の場合でもきぼう21プランの奨学金を受けられるようになり、それがもらえればなんとか生計を立てられそうです。(但し、枠があるので申請すれば誰でも受けられる、というものではないようです。)

阪大の場合3年次のカリキュラムは特に過密になっているので、少なくとも3年次の間はアルバイトのみで生計を立てるのはかなりきついと思います。

<各科目の学習法と受験生に送るメッセージ>

[英語、論文読解]

得意だったことと時間がなかったことから特に何もしませんでした。

[生物]

ゼロからのスタートだったので、まずチャート式新生物を読むところからスタートしました。
だいたい読み終えたところでEssential細胞生物学とシンプル生化学のうちの出題されそうな箇所に目を通した程度でtime upになってしまいました。

・小林弘 著 「チャート式新生物IB・II」 (数研出版)
・中村・藤山・松原 監訳 「Essential細胞生物学」(南江堂)
・林・廣野 著 「シンプル生化学」 (南江堂)

生物も出題範囲が膨大です。(というか何が出題されるかよくわからない面があります)出題頻度の高い分野を網羅したら深入りを避けるのが無難なのかもしれません。編入学するとすぐに験があることもあり、Essential細胞生物学程度の内容はマスターしておかないと入学後も厳しいと思います。

[化学]

過去に化学系大学院の院試を受けたこともあり、また時間がなかったこともあり、ほとんど何もできず、直前に院試の前に作成した「パイン有機化学」のまとめを見直した程度になってしまいました。パインは良書だとは思いますが、詳しすぎるのでこれから有機化学を勉強しようという人には不向きだと思います。

・「パイン 有機化学」(廣川書店) (まとめカードを見直した)
・「ヒューイ 無機化学」(東京化学同人) (錯体化学の基礎の部分をざっと読み直した)

化学は出題される可能性のあるものをすべて網羅しようとすると範囲は膨大だと思います。
出題される可能性の高いものを網羅したらそれ以上時間をかけないのが得策かもしれません。

有機化学はorthodoxな有機化学反応の知識を問う出題に加え、生体関連物質の出題があります。とりわけ糖の出題頻度は高いので余力がある人はこの辺を固めておいても良いかもしれません。

[物理]

大学受験の時に用いていた坂間の物理(たぶん現在は入手困難)をやり直したのがmainでした。
正直に言って出題のレベルは本書+α程度だと思います。もちろん高校生の範囲を越えている部分もあるので、適当に岩波物理テキストシリーズの教科書で基本公式間の関係を確認し、サイエンス社の演習書で補いました。昨年に関して言えばそれで乗り切れました。

・坂間勇 著「坂間の物理」(旺文社) (力学・電磁気学・熱力学の問題を解いた)
・小出昭一郎 著「物理学テキストシリーズ1 力学」 (岩波書店) (基本公式の導出手順の確認)
・砂川重信 著「物理学テキストシリーズ4 電磁気学」 (岩波書店) (基本公式の導出手順の確認)
・今井・高見・高木・吉澤 著 「演習 力学」サイエンス社(剛体の箇所をやった程度)
・加藤 著「演習 電磁気学」サイエンス社(鏡像法などを見た程度)

物理は一番努力が実りやすい科目だと思います。時間がない場合には不必要に深い部分までやりすぎないようにした方が良いかもしれません。

[数学]

以下の2つの演習書を学習の中心に据えました。

・小寺平治 著「明解演習 微分積分」(共立出版) (定義を確認)
・小寺平治 著「明解演習 線形代数」(共立出版) (各章から少しずつ問題を拾って解いた程度)

物理と共に努力の報われる科目だと思います。過去問を見ると計算だけできればよしとする出題は少ないように思えました。ですので、一見遠回りなように見えても公式の背景を確認したり、用語の定義を確認したりしながら学習を進めた方が良いかと思います。

[小論文]

論点になりそうなトピックスを押えた上で、実際に何本か小論文を書き時間配分の要領をつかんでおきました。

・石原明 著「法と生命倫理20講」 (日本評論社)
・曽我・棚橋・長島 著「生命倫理のキーワード」(理想社)
・加藤尚武 著「脳死・クローン・遺伝子治療」(PHP新書)
・小林公夫 著「医学部小論文合格の法則」(早稲田経営出版)

[面接]

志望動機をまとめ、また過去よく質問されている内容について自分ならばどのように答えるかまとめた程度でした。また、この機会に「面接の達人 バイブル版」を読み直しました。同書は就職面接についての本ですが、僕は本書を読んで面接への臨み方を理解したように思います。
興味のある方は立ち読みしてみても良いかもしれません。

・中谷彰宏 著「面接の達人 バイブル版」 (ダイヤモンド社)


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